ハダニ類対策

ハウス内への殺虫剤投入量が強烈に減ったことで、
問題が大きくなった害虫の一つにハダニ類があります。


アザミウマ対策やコナジラミ対策で利用している天敵では
ハダニ類の密度増加を抑えることが難しいからです。

チリカブリダニとミヤコカブリダニの2種類の
市販天敵を利用しています。

使い方はこんな感じです。
チリカブリダニはナミハダニカンザワハダニのように
糸をはる仲間しかエサにできません。
ナミハダニ、カンザワハダニがはく糸をたぐって
餌を見つけるようです。
これらのハダニの発生を確認したら、
市販のチリカブリダニを集中放飼します。
ミヤコカブリダニはハダニ類の他にも
いろいろな微小昆虫を
エサにできるので、待ち伏せ型天敵です。
栽培の初期から放飼するのが、一般的です。

近年では、土着天敵を積極的に利用する取り組みが進められており、
ハダニ類の天敵も同時に発生していると考えられ、
大きな問題になることは少なくなりました。

 
ハダニアザミウマ成虫
 
ハダニバエ幼虫


しかし、割と見落とされがち!
発生が多い年には被害多発になることも・・・
新たにミツユビナミハダニの侵入も確認されています。


一方、チャノホコリダニは発生を見たら問題が大きい。
ものすご〜く小さいので、
発生=成長停止=一ヶ月生育遅れ!
暫時薬剤のスポット散布で対応している。


チャノホコリダニで心止まりをおこしたピーマン

チャノホコリダニ成虫と卵


チャノホコリダニは有望な天敵が明らかにされておらず、
薬剤で対応することも多い。
最近、販売されるようになったスワルスキーカブリダニはチャノホコリダニも
密度抑制してくれるので、
スワルスキーカブリダニを利用する生産者が増加している。